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宮本慎也 引退セレモニー スピーチ [プロ野球]

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4日の神宮球場での阪神線が現役最後の試合となったヤクルトの宮本慎也選手、この
日は「2番・ショート」で先発出場。試合のほうは、延長12回の末、2-3で敗れて
しましましたが、試合後、引退セレモニーが。

ナインからの胴上げを受けてから引退スピーチ。涙を見せることなく、笑顔で19年間
のプレーを振り返っての思いを述べました。スピーチの全文は以下の通りです。

「まずはじめにこのような舞台を用意してくれましたヤクルト球団に
感謝致したいと思います。ありがとうございました。
最後まで残っていただきましたタイガースファンの皆様、ありがとうございました。

1995年、ヤクルト入団以来、たくさんの方にお世話になり、やってこれました。
私がもっとも影響を受けた方、野村監督。野村監督にはプロ野球で生きる術を
教えていただきました。

若松監督にはレギュラーとしての自覚、古田監督には中心選手としての責任、
高田監督には選手寿命を延ばしていただいたサードへのコンバート、
小川監督には体調面を気遣っていただき、ベストな状態で試合に臨めるよう、
配慮していただきました。

その小川監督は私の担当スカウトでもあります。小川監督のもとユニホームを
脱げたこと、幸せに感じています。

そして、これまで教えていただいたコーチの方々、チームメート、裏方さん、
トレーナー、球団スタッフの方、良い仲間にめぐり合えたからこそ、
ここまでやってこれました。ありがとうございました。

両親には何でもいいから一番になれと育てられ、なれたかどうか分かりませんが、
夢だったプロ野球選手になれたのは、親父、お袋のおかげです。
ありがとうございました。

妻・知美、プロ野球生活のほとんどを支えてもらいました。本当にありがとう。
陽菜、奈桜、恭佑、実空、お前たちがいたから、お父ちゃん、頑張れました。
ありがとう。

私のプロ野球生活の思い出はやはり3度の日本一です。個人記録もありましたが、
やはり優勝、日本一という瞬間がいまも強く印象に残っています。
今年、スワローズは最下位に低迷しました。チーム一丸となって、この中から
来年必ず巻き返してくれることを期待しています。

小さいころから好きで始めた野球が、プロになり仕事に変わりました。
引退会見のとき、楽しんでプレーしたことは一度もないと言いました。
打てないんじゃないかという不安、エラーするのではないかという恐怖……
今まで楽しく野球をしたことはありませんでした。

しかし、引退会見後、自分の中で変わっていきました。代打で出るだけで、
ファンの皆様の温かく大きな声援、拍手を受け、苦しかっただけのグラウンドで
私は幸せものだったんだと感じました。

皆様のおかげで、グラウンドでプレーすることを楽しく、初めて感じました。
つらかったこと、苦しかったこと、悔しかったことすべてが報われた気がします。

チームが勝ってファンの方々に喜んでもらうことがプロ野球選手の使命だと
肝に銘じてやってきましたが、最後になって野球の楽しさを皆様から
実感することができました。ファンの皆様、本当にありがとうございました。

最後に、東京ヤクルトスワローズの皆様、神宮球場のファンの皆様、
これまでの応援、最高でした。19年間、本当にありがとうございました」



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